「あれから10年」

いや〜早いもので、パームグラフィックスの活動を始めてから、もう10年が経ちました。 そりゃ、歳もとるよな〜・・・。Enjoy Surfのロゴマークをデザインしたのが1992年ボクの30歳の バースディのことでした。お風呂に入りながら、もう30歳か〜・・・とか、自分の10年後はどんなんやろか?!とか、なんとなくぼんやり考えていました。 一体自分は30年間何をやってきたのかな?と自分に問いただしたところ 生きている半分以上やっていたことがサーフィンとアートすることだったので、 この2つを1つに表現しようと思い、お風呂から上がり、すぐに目の前にあったチラシ広告の裏に Enjoy Surfのロゴマークをデザインし、いつもカバンの中に入れて持ち歩いていました。 志の証しというか、人生の証しというか、このEnjoy Surfのロゴマークは 神様がボクに下さったバースディプレゼントだったんだなと思っています。 それから4年間はカバンの中に入れたまま、何度もカリフォルニアのサーフィンミュージアムに行き、 友人のキョンと2人、つたない英語でエキシビジョンの交渉ばかりしていました。 そして、カリフォルニア在住の石川氏と出会い、やっとの思いでファウンダーの叔母さんと出会うことができ、 1997年にパームグラフィックス初のエキシビジョンとなったわけです。 これが又珍道中で、コースト沿いのサーフショップやギャラリー、レコード屋、服屋さん、カフェなど、 ありとあらゆる人が集まる場所にポスターとフライヤーを持って行き、 つたない英語で、ウィンドに貼らせて!フライヤー置かせて!と、必死のぱっちでドサ回り的な行動をしていました。 そして、このドサ回りプロモーションが功を奏して、沢山の方々がミュージアムに足を運んで下さいました。

1998年には、ミュージアムから感謝状を頂いたり、BEAMSのクリエイティブディレクターである窪氏に発見されたり、 ROUNDの松屋氏と一緒にプロダクツをスタートしたりと、スゴイ、スピードで動き出しました。 2000年には、日本で始めてのエキシビジョンをBEAMSのB GALLERYで行なったり、CDをプロデュースしたり・・・。 大忙しな毎日でした。 その後は、毎年カリフォルニアのTHE SURF GALLERYやアジアでエキシビジョンを行い、 その時の気持ちをストレートに表現しています。 あっという間の10年間でしたし、とてもHAPPYな10年間であったことは確かです。 これも、すべて人との出会いによって、ボクを次のステージへ導いて下さった暖かな皆様のおかげだと思っています。
本当にありがとうございます。

今年は新たなスタートの年として、心機一転とか言いたいんですが・・・ まぁ、いつもと変わりなくマイペースでやって行きますので、宜しくお願い致します。

ARIGATO 豊田 弘治

 
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